社員旅行を開催しました~八ッ場ダムと日光東照宮 1泊2日の旅~

今年の5月は、月末の週末をピークに日本中が記録的な暑さに見舞われました。
松本でも5月23日(木)から27日(火)にかけて連日の夏日となり、社内では早くも熱中症予防の注意喚起がなされるほど

そんな5月の終盤、令和最初の社員旅行が1泊2日で開催され、参加者22名がバスの旅を満喫して参りました。

今回の行程は・・・
●1日目:諏訪・松本 発→ 上田市の酒蔵で試飲 → 八ッ場ダム見学 → 伊香保にて昼食 → 舞茸センター、こけし工房の見学 → 鬼怒川温泉泊
●2日目:日光東照宮見学 → 昼食 → 松本・諏訪 着
下の図は、幹事さんが作成した行程マップです。

クリックすると拡大します。

それでは、1日目スタート!
今年も大型バスをチャーターし、午前7時半に松本を出発!
缶ビールを開ける軽快な音と、賑やかな笑い声が車中に響きます。

バス

長野道から上信越道を抜け、まずは長野県上田市の酒蔵「岡崎酒造」へ。
信州を代表する銘柄「信州亀齢(きれい)」の醸造元です。お綺麗(きれい)な女性杜氏が活躍されている酒蔵としても知られています。

岡崎酒造


信州亀齢は、私も大好きな地酒の1つ。スッキリとした味わいが特徴のお酒です。

岡崎酒造


酒蔵では日本酒の試飲を楽しむことができます。
時間が早かったこともあり、杜氏は仕込み中。残念ながらお目にかかることが出来ませんでした。

岡崎酒造試飲


岡崎酒造のある柳町は、かつて北国街道の宿場町として栄えた地域です。
歴史を感じる建物と、風情ある街並みを感じることができます。また地酒以外にも、ご当地グルメやご当地スイーツなどのグルメも充実!

上田柳町

※ 岡崎酒造のHPはこちらから → http://www.ueda.ne.jp/~okazaki/
信州上田 北国街道柳町 公式HPはこちらから → https://yanagimachi-ueda.jp/


次は、国道144号線を嬬恋を経由し、八ッ場ダムへと向かいます。

八ッ場ダムの建設現場が見えてきました。

八ッ場ダム

八ッ場大橋から撮影

八ッ場ダム到着!

八ッ場ダム


最初に「なるほどやんば資料館」を見学します。
工事用重機のタイヤの中からピースサインを送る、新入社員のMくん。

資料館

 
資料館ではパネルや模型等が展示され、同じ土木関係者として興味深々の一行。

資料館


本体建設現場周辺は展望台が整備され、工事の様子を見学することができます。

展望台


平成26年(2014年)に工事が開始し、今年度中に本体完成予定の八ッ場ダム。
工事途中のダムを見られる機会なんて滅多にありません!

 八ッ場ダム建設現場


展望台にて記念撮影。

八ッ場ダム記念撮影

【ダム型式】重力式コンクリートダム
【堤 高】116.0m
【堤頂長】290.8m
【堤体積】約100万㎥
※八ッ場ダム工事事務所のHPはこちらから → http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/


さてさて、お待ちかねのランチタイムは、伊香保で水沢うどんをいただきました。
日本三大うどんの一つである水沢うどんは、群馬県渋川市 伊香保の水澤寺周辺を発祥とした、名物料理です。
水澤観音の参詣者向けに、上州産小麦と水沢山の湧き水で手打ちうどんをつくってふるまったことが起源と言われています。
水沢うどん

白く透き通るような麺は、ツルツルの食感!カツオと昆布の風味が効いた出汁と、胡麻つゆの2種類のつけ汁でいただきます。
群馬県の名産品である「舞茸」の天ぷらは、肉厚でぷりぷり!

水沢うどん

ごちそうさまでした!


昼食会場を後にし、渋川市の特産品である、舞茸センターと、卯三郎こけし工房を見学しました。

舞茸センター


卯三郎こけし工房に到着。

こけし工房


こちらの工房は、原木を乾燥させ製材からの一貫体制で行っています。
こけしは、ろくろ挽きから磨き、絵付、塗装、組立まで10段階の工程を経て制作されます。
工房見学では、それらの行程を間近で見学することができます。

こけし工房


伝統的な創作こけしの他、ディズニーやドラえもん、スターウォーズなどのキャラクターものまで豊富なラインナップを手掛けていらっしゃいます。
こちらは、制作途中のミッフィーこけし。

ミッフィーこけし

※ 渋川市の観光情報サイトはこちらから → http://www.city.shibukawa.lg.jp/kankou/index.html
※ 卯三郎こけし工房のHPはこちらから → http://www.usaburo.com/index.html


渡良瀬渓谷を走り、今夜の宿泊場所「鬼怒川温泉」へ。

温泉に入って疲れを癒し、全員揃って宴会スタート!
乾杯の音頭をとるのは、技術部長。

鬼怒川温泉

食べきれないくらいの宴会料理。

宴会料理

こうして、鬼怒川温泉の夜がふけていくのでした。


一夜明け、2日目も晴天!

早朝から温泉に入り、お腹いっぱい朝食を食べた後、今回の旅行のメインである、世界遺産「日光東照宮」へと移動。

現在の日光東照宮は、平成9年度から始まった、いわゆる「平成の大修理」の第三次事業が終わったばかり。
今回の大修理では、6か年度に渡って本殿・石の間・拝殿、陽明門の修理が行われました。

日光東照宮


【日光山 輪王寺(りんのうじ)本堂】
日光三社権現本地仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)という三体の大仏さまがご本尊さまとしてお祀りされています。

輪王寺

 

【石鳥居】
日光東照宮の入口に位置し、東照宮の正門となる石製の鳥居です。

元和4年(1618)に奉納されたこの鳥居、ガイドさんの話では、昭和24年(1949)に日光を襲ったマグニチュード6強の地震の際、この石鳥居はわずかに柱の一部が歪んだだけで、その後の余震でもとに戻ったとか。

石鳥居


参道を上がって見えてきたのは、かの有名な「陽明門」

陽明門

【陽明門(ようめいもん)】
日光東照宮の中で一番の見どころである豪華絢爛な陽明門。
陽明門史上最大級となった平成の大修理では、漆塗りや金箔が施され、総工費は約12億円!

陽明門

508体の彫刻が施されており、間近でみると、その鮮やかな彩色と豪華さに圧倒されます。
陽明門拡大


また、陽明門には12本の白い柱があり、顔のように見える紋(グリ紋)が施されています。
そのうち、背面にある左から2番目の柱は『魔除けの逆さ柱』と呼ばれ、紋の向きが逆になっています。
「完成された建物はいつかは崩壊する。未完成であれば永遠に崩壊することはない」
つまり、わざと未完成という形にして、一種の「魔除けの役割り」を演出しているのだそうです。(ガイドさん)

魔除けの柱

【唐門】
唐門


【五重塔】
五重塔


【眠り猫】
東照宮の中にはさまざまな動物の彫刻がありますが、この眠り猫もその一つ。
家康公が祀られる奥宮への参道手前で、墓所を護るように座る猫の彫刻です。
静かに眠っているように見えますが、左側から見上げると、前足を踏ん張って瞬時に飛びかかれる警戒の姿勢をとっているようにも見えます。

眠り猫


【三猿】
神厩舎に彫刻が施され、8面16匹で猿の一生を描き、物語形式で人の生き方を教える手本となっています。
その第2面に「見ざる、言わざる、聞かざる」という言い回しで有名な「三猿」の彫刻を見ることができます。
(下の画像の真ん中)
三猿

参道側からは5面しか見ることができません。西側(向かって右側)に続きの3面があるので、要チェックです!

【番外?ガイドさん】
今回、我々を案内してくださった、日光東照宮の専属ガイドさん。
滑舌が良く抑揚の効いた話し方は、お見事!

東照宮ガイドさん

皆が「どこで息継ぎをしているんだろう?」と不思議に思うくらい、話が途切れることがありません。
面白い解説と、行き届いた気配りで、短い滞在時間ではありましたが、世界遺産を拝観するに値した、充実した時間を過ごすことができました。

※ 日光東照宮のHPはこちらから → http://www.toshogu.jp/
※ 日光山輪王寺のHPはこちらから → https://www.rinnoji.or.jp/


2日目の昼食
東照宮からほど近い、日光の旅館で和御膳をいただきました。

2日目昼食


湯葉のお刺身や炊き合わせ、焼き物、小鉢、かんぴょう入りのお味噌汁などなど、(女子が好きな)色々なお料理を少しずつ愉しめる御膳。
どれも薄味で美味しく、つい食べ過ぎてしまったのは言うまでもありません。

和御膳

予想外の暑い2日間でしたが、誰も体調をくずすことなく、無事帰路へとつくことができました。
幹事を務めてくださった技術部のお2人、ありがとうございました。 <(_ _)>

来年の旅行はどこになるのでしょうか?早くも待ち遠しいです。

《おわり》