年末年始、皆さまいかがお過ごしになりましたか?
私は、実家がある金沢に帰省し、母と静かに?新年を迎えることが恒例となっています。
2015年に北陸新幹線が開業し、長野-金沢は1時間で移動できるようになりました。
「金沢には、当然新幹線で帰るんでしょ?」とよく聞かれますが、以前と変わらず、片道4時間かけて車で帰省しています。
長野県人なら周知のことですが、松本から長野(市)まで、特急でも1時間弱は要します。自宅からとなると、さらにそれ以上。 新幹線の高い運賃と乗換の手間、荷物の持ち運びのことを考えると、どうしたって自家用車に軍配を上げてしまいます。
おまけに、今回は昨年の夏に自動車免許を取得した長男が同乗していたため、途中で運転を交代してもらうことができ、とっても楽チンでした♪
松本~金沢を車で移動する場合、主に次の4ルートが候補にあげられると思います。
1. 上信越自動車道-上越IC-北陸自動車道-金沢
2. 国道158号-安房トンネル-平湯-高山-東海北陸自動車道-小矢部砺波JCT-北陸自動車道-金沢
3. 国道158号-安房トンネル-平湯-国道471号-神岡-国道41号-富山IC-北陸自動車道-金沢
4. 大町-国道148号-白馬-糸魚川IC-北陸自動車道-金沢
1 は、高速道路休日1000円のときに何度か利用したことがありますが、ぐるりと遠回りになるため、現在はほぼ利用していません。
安曇野方面にお住まいの方は4を選択するケースが多いと思われますが、松本市内からは2か3のルートを利用する方が多いのではないでしょうか。
2は高山市内や白川郷を通過するため、道中の観光が楽しめます。ただし、平湯から高山まで下り坂が続くため、積雪時の運転は避けた方が無難かもです。
私のお気に入りは3。
景色が美しく、道路も整備され、特に岐阜県側のゆるやかな山道は変化に富んで、運転が楽しくなります。 道中にある飛騨や富山の道の駅もそれなりに充実していて、特産品以外にも、地元農家で採れた野菜や花束を100円で買うことができます。富山の道の駅では、出汁がきいた関西風うどんを食べることも可能。
そのうえ、高速道路区間も短いため、交通費も経済的です。
ちなみに、国道158号沿いには当社設計の橋梁や道路が多くみられ、走りながらちょっとした誇らしさを味わうこともできます。
金沢では、高校時代の仲間と忘年会を開催、元旦には長女、そして近くに住む兄家族も合流し、皆でお節料理をいただきながら地酒を呑み、賑やかな年末年始を過ごすことができました。
当初は1月3日まで滞在の予定でしたが、北陸の天候が荒れ模様になると聞き、寂しがる母には申し訳ないけれど、急きょ2日に戻ることに。
行きと同じく3のルートで、途中の神岡で少し寄り道をして、15時半に松本着。松本平に入ると、それまでのどんよりとした空とは打って変わり、キリッとした快晴! たとえ痛いくらいの寒さでも、やっぱり青い空は気持ちが良いですね。
今年84歳になる実家の母、身体のあちこちにガタがきて、少し動いただけですぐに疲れるようになってしまいました。
ただいま「終活中」だそうで、実家に帰るたびに押入れの中が片付いています。
長年続けていた5年日記も、「年末にまとめて処分したわ!」と笑いながら話していました。
何事にもせっかちで、全てにおいて先回りして行動する母親ですが、こんな時も・・・と、何とも複雑な心境になります。
そんな母に「春になったら、もう一度松本に遊びに行きたいんや。」と言われました。
父がまだ健在だったころは、年に2、3回は両親揃って信州に遊びに来てましたが(やはり3のルートで)、ここ10数年間はパタリと途絶えています。
これは早めに計画しないと、度々催促される羽目になりそう(>_<)
もちろん、そのときは「かがやき」に乗って、快適な新幹線の旅をしてもらおうと考えています。
N.Matsu