1. ホーム
  2. 採用情報
  3. 社内研修レポート

長野技研では、「技術士」の資格取得のため、社内講習として、2021年度から「技術士二次試験対策講座」を実施しています。

技術士二次試験対策講座の様子
Q

「技術士」って、どういう資格ですか?

A

科学技術のスペシャリストであることを証明する資格で、国家資格の中でも難易度が高いと言われています。特に建設部門の筆記試験の合格率は10%程度と狭き門です。
この資格は、当社のような建設コンサルタントが委託業務を受注する際にも評価される資格です。

Q

試験内容もハイレベルというわけですね?

A

技術士二次試験については、一定の実務経験が必要な上、筆記試験口頭試験の2つの試験に合格する必要があります。
筆記試験の合格には専門分野・選択科目に関する知識に加え、最近の我が国の政策や技術部門全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力、課題遂行能力が必要となります。
口頭試験の合格には自分が技術士にふさわしい経験と必要とされる資質(コンピテンシー)や倫理観、更なる向上心を持っていることを口頭で表現することが必要になります。

Q

会社ではどのような対策講座をしていますか?

A

受験希望者には、受験申込書の作成に関するアドバイスを行っています。
筆記試験対策では、試験に出そうな最新の施策やキーワードなど、試験に必要となる様々なテクニックを学ぶことができます。
さらに、筆記試験の合格者には、口頭試験対策として、模擬口頭試験を実施しています。 このように、受験の申込から、筆記試験、口頭試験、そして合格までを一貫してサポートしています。

Q

講師はどういった方が担当しているのですか?

A

講師は、技術士試験に精通した社員が中心となって行っています。そのため、より実践的な内容となっています。

Q

対策講座のスケジュールや内容はどうなっているんですか?

A

受験申込、筆記試験、口頭試験などの時期や、業務のスケジュールも踏まえて、受講者が参加しやすい時期に対策講座を開催しています。
対策講座の内容は、受験申込のアドバイスから筆記試験、口頭試験対策まで、受験者に応じた内容となるように工夫されています。

Q

長野技研ならではの対策講座の「推し」を教えてください。

A

参加者の業務都合を確認して一番都合の良い日程で開催してくれるという点が「推し」です。
受講生の業務の状況に応じて開催してくれます。どうしても講習会に参加できない場合は後日、差分の指導を受けることもできます。

それでは、見事技術士に合格した社員KさんとHさんにインタビューしてみます。
Kさん、Hさん、よろしくお願いします。

Kさん、Hさんとの会話シーン

Kさんは、入社後何年目に合格されたんですか?

K
K

私は受験資格となる実務経験年数を満足したタイミングで、社内講習会に積極的に参加しました。その結果、入社8年目から2年連続で異なる専門科目の試験にそれぞれ合格しました。

H
H

私も一度目の合格後、翌々年に別の専門科目を受験し、合格しました。

お2人とも、複数の選択科目で技術士資格をお持ちなんですね。成功の秘訣を教えてもらえますか?

H
H

「連続で受験する」ことです。知識がさび付かないうちに、どんどんブラッシュアップすることで、「何回でも合格点取れるな」という感覚を持てます。

K
K

難関資格ですので合格するには個人の努力はもちろん必要です。だからと言って休日に一人で黙々とやっていても良い結果は出せなかったと思います。
実際に感じたことですが、学習が思うように進まない原因は、
・勉強スタート時は 「何から手を付けていいのかわからない」
・中盤は 「自分の勉強法が正しいのかわからない」
・試験直前は 「試験に必要な知識がついているか不安」
とそれぞれの段階で不安要素が重なり、疑心暗鬼になることだと思います。
ただでさえ普段の業務や生活の中でまとまった時間を作るのが難しい中、余計な不安を抱くのは致命的です。

H
H

確かに。「走り出す」まで不安感との戦いはありました。

K
K

その点、会社の先輩や同僚が講師となる講習会では、そんな壁にぶつかった時も、すぐに相談ができ、経験談を交えた的確なアドバイスをもらえます。
また同時に受験する仲間との意見交換も大変有意義でした。社内で開催する講座なので、周りの同僚とより突っ込んだ内容の話ができます。同じ会社に勤める同じ境遇の仲間と切磋琢磨することも大事だと再認識しました。

社内対策講座を受講した感想はいかがですか?

K
K

社内の対策講座を受けて本当によかったです。合格したことで資格手当ももらえますし、何より自分が管理技術者として業務を統括して進める立場となり、仕事にやりがいを感じて日々業務を進めています。

H
H

「勉強して合格しろ!」ではなく、「合格するためにこうする」というアプローチがあります。「これ、必要ある・・?」という不安を抱くことなく、邁進できることは「推し」です。
また、筆記試験に合格した後の「口頭試験対策」はなくてはならない存在でした。
「筆記に合格できたから大丈夫!」で挑むと、確実に撃墜される内容です。なので、対策は必須です。講師の方から「答え方」や、「要点の絞り方」等々、多くの指導をいただき、合格できたと思います。

2021年度:合格者1名(道路)

2022年度:合格者1名(河川、砂防及び海岸・海洋)

2023年度:合格者3名(鋼構造及びコンクリート×2名、トンネル)

※技術士資格についての詳細は「公益社団法人 日本技術士会」のHPをご覧ください。