「道路」は、地域間をつなぎ、人の移動と物資の輸送を支えるネットワークの機能や、都市やまちの骨格を形成し、賑わいの空間や景観などを創出する空間の機能を有しています。「道路」はこれらの機能により、地域の暮らしや産業を支え、重要な社会資本(インフラ)としての役割を果たしています。

近年は自然災害が頻発し、東日本大震災や、熊本地震、能登半島地震などの巨大地震も相次いで発生しています。「道路」は、これら災害時に物資の輸送や救急搬送などの役割も担っており、防災・減災、国土強靭化に向けて、道路整備の重要性への認識は一段と高まっています。

私たちは、これまでの道路に関する技術と経験を活かして、豊かで、安全・安心、快適な未来を実現できるよう、道路計画、設計に取り組んでいきます。

【道路設計】

「道路設計」には、「道路概略設計」「道路予備設計」「道路詳細設計」等があります。

「道路概略設計」

  • 事業の実施にあたって最適な路線を選定します。

「道路予備設計」

  • 概略設計によって決定された路線について、平面線形や、縦横断線形の比較案を策定し、橋梁等の主要構造物の位置、概略形式等を計画したうえで、ルートの中心線を決定します。

「道路詳細設計」

  • 道路予備設計で確定した中心線等に基づき、工事に必要な詳細構造を経済的かつ合理的に設計し、工事発注に必要な図面等を作成します。

このほか「道路設計」には、「平面交差点設計」や「立体交差設計」、「道路構造物設計」などがあります。