【事例紹介⑦】諏訪市 三之丸橋 設計業務

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諏訪市の高島城に通じる三之丸橋が完成し、2018年3月27日に併用が開始されました。

完成した三之丸橋(2018年4月撮影)

三之丸橋は名前の由来とおり、旧諏訪藩高島城内に位置する橋でした。当時は木橋であったと思われますが、現在の橋は昭和8年に建設された鉄筋コンクリート橋です。
平成25年度におこなわれた変状調査において、橋の状態が想定していたよりも悪く、上部工の補修は困難かつ不経済であると診断され、上部工の架け替え案が示されました。
その結果を受け、平成27年度におこなわれた橋梁予備設計では、次の橋梁形式が選定されました。
・下部工:既存の橋台を補修して再利用する
・上部工:下部工の負担軽減を図るため、軽量化が可能な「単純角形鋼管床版橋(通称角太橋)」とする

写真 旧三ノ丸橋
以前の三之丸橋(昭和8年竣工)

下の写真は、完成した三ノ丸橋です。
落ち着いた型式の防護柵には、親柱にソーラー灯が付けられ、夜間は歴史のある三之丸橋を浮かび上がらせています。

三之丸橋からみた高島城
親柱が灯った三之丸橋

三之丸橋
構造:単純角形鋼管床版橋(角太橋)
橋長:13.30m
有効幅員:5.50m
竣工:平成30年3月

【当社関連業務】
・平成25年度 防災・安全交付金事業 橋梁現況調査・補修設計業務委託(三之丸橋)
・平成26年度 防災・安全交付金事業 橋梁予備設計業務委託(三之丸橋)
・平成28年度 防災・安全交付金事業 三之丸橋詳細設計業務委託
 ( 管理技術者 諏訪支店 三澤 俊一)