本の紹介「国土が日本人の謎を解く」

先日、「木橋サミット」というのがあり会津に行って来た。
戊辰戦争から150周年ということで、会津では今年いろいろな記念事業やイベントが行われている。
会津若松城に架かる「廊下橋」が架け替えられたのを機に、イベントの一つとして、今年は会津で開催された。

町の中には「戊辰150周年」という幟旗がたくさん飾ってあった。
記念するようなことかと奇異に感じたが、会津の人は忘れていないようだ。
「この前の戦争」というのは、第二次世界大戦ではなく、戊辰戦争のことらしい。京都人が話す「先の大戦」とは応仁の乱というのと同じ。
サミットは次の開催地を宣言し、大きな拍手で終わるのだが、悪いことに来年の開催地は長州岩国。今年は小声のアナウンスにて、そっと終了。

それにしても、もういい加減にしたら、と言いたくなる。
昔のことを根に持っている人がいるから、日韓、日中のような関係になる。その最たるものが中東。
何故いつまでも、と私には理解ができなかったが、大石久和氏の著書「国土が日本人の謎を解く」を読み、分かったような気がする。

内容を少し紹介すると
「流れる歴史」を持つ民族と「積み重なる歴史」を持つ民族の違いは大きい。
きれいさっぱり流れてしまって、改めて造り直さなければならない民と、流したくとも積み重なってこびり付いているものの拘束から解放されない民の違いは大きい。‥
と、日本人の考え方が、災害の多い日本の国土によりなされたもの、としている。
著者は土木屋。一読されたい。

T.Kubota