2018年も残すところわずかとなりました。
今年は、何かと「平成最後の・・・」という枕詞をよく耳にした年でしたね。
そんな平成最後の年末に、またもや日本酒の話題なのですが、どうかご容赦を。
これまで絶対的に「冷酒党」を通してきた私ですが、平成最後の冬、お燗酒の美味しさに目覚めてしまいました。
この冬、市内のおでん屋で出してくれたお酒が、ちろり(別名「酒タンポ」)で湯煎にかけた2級酒。
父が生前、晩酌の度にやかんにちろりを入れていた姿を思い出しました。
湯煎でじっくりと温められたお酒は、口当たりまろやかで、香りも穏やか。口に含んだ瞬間「なんだ?これ?」と大きな衝撃を受けました。
これまで熱燗がいまひとつだったのは、電子レンジでチンした日本酒しか口にしたことがなかったからね!
それ以来、すっかりぬる燗ファンになった私。
自宅であの味を再現するべく、今度はちろりを探し求めた。
行きつけの酒屋に、錫製のちろりが販売されていたのだが、なんと17,000円!
(絶対美味しいに違いないだろうけど、いくらなんでも)・・・と、ホームセンターでようやく見つけたアルミ製の1号サイズ1,000円弱を購入。
平成最後のクリスマスは、自宅で鯛の刺身を肴にぬる燗を堪能、至福の時を過ごした。
(クリスマス感が微塵もないけど)
29日から年末年始休暇がスタートします。今回は、上田の地酒「亀齢(きれい)」と、お燗用に「大雪渓」を持参し、娘と一緒に金沢の実家に帰省の予定。
女三世代が揃い、うるさいお正月になりそうです。
父が使っていた2号サイズのちろり、まだ残っていると良いのだけど、終活で断捨離に励んでいる母のこと、あまり期待しないほうが良いかもしれない。
それより心配なのが、年末寒波到来で日本海側は大雪の恐れがあるとか。
果たして無事に帰省できるんだろうか?・・・と悩ましい、平成最後の仕事納めの日であります。
あと数日で平成最後の元旦を迎えます。
新しい年が皆様にとって輝かしい1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
N.Matsu