一部のコアなファンからの熱烈な要望により久しぶりの投稿です.
今回は,『第22回ダイハツ全国小学生ABCバドミントン大会 長野県予選大会』です.
去る5月22日に,信州ブレイブウォリアーズのホームゲーム会場の「ことぶきアリーナ千曲」で開催.初めて入りましたが,とても明るくきれいな体育館でした.また,千曲市の新庁舎もなかなか洒落ていて,都会的な建物でした.
さて,話を大会に戻します.なぜABCなのかというと,アルファベット順のクラス分けで,Aクラスは5・6年生,Bクラスは3・4年生,そしてCクラスは1・2年生に分けられていて,各カテゴリーで1名のみが全国大会への切符を手にすることが出来ます.
下級生はひとつ上の選手を倒さなくてはならないのと,シングルスのみなので,エントリーも大変な人数になります.特にAクラス女子は,毎年トーナメント表がA4サイズで2頁にも渡り,小学生の体力を考えると,優勝するのにかなり過酷な大会です.
しかし今年はコロナ禍での開催と言う事もあり,ポイントランキング上位選手のみ出場権を与えられた大会となった為,例年よりはゲーム数も減り選手の負担も少ない大会となりました.
さて今年はというと,教え子から6年女子(Aクラス)がひとり,2年女子(Cクラス)がひとりの計2名の少数精鋭でのエントリーで頑張りました.6年生は2年の時から,2年生は約1年間教えてきた子です.
“6ねん”は,「第1シードの貫禄で簡単に勝ち進み」と言いたいところですがさすが小学生.そんな鬼メンタルの呼吸・型は習得してなく,2回戦でいきなりの大接戦を展開.勝手に点を取って,勝手にミスってを繰り返し,いわゆる「ひとりで試合をする」パターン.自分の子供以外に初めてインターバルに「いい加減にしなよ!」とコーチもいう始末.しかし何とかこの試合を勝ち切ると,やっと冷静さを取り戻し,残りの試合は決勝まで危なげなく,決勝戦もいつもの強さを発揮してまず一人目の優勝.
さあ,ABC初挑戦の“2ねん”.強力なライバルは,一度遠征で練習試合をしている飯田の女の子.それぞれが順当に勝ち進みいよいよ決勝戦だったが,第1ゲームをいきなり簡単に7-15で取られる.
「やばい,かなり強くなってる!」
「仕方がない,あれを出す時が来たか...」
なんてお笑いスポーツ番組みたいな必殺技は無く,ひたすらコーチ席から大声で指示出し!
セカンドゲーム,序盤リードされる展開も中盤から一進一退.どっちに転んでもおかしくないが,このゲームを落とせば敗北確定.しかし,彼女が普段の練習から見せる,とても2年生と思えない精神力(負けん気)をここから発揮.2ゲーム終盤を一気に押し切り,15-12で取り返しゲームカウント1-1の振出しへ戻す.
いよいよファイナルゲーム.相手の子も一時はあともう少しで優勝に手の届きそうなところからファイナルの争いに,若干意気消沈したところを一気に攻め込み15-6で取り返し見事優勝,全国へ!
全国大会は,毎年熊本県八代市で開催されます.彼女たちが長野県代表としてどんな戦いを魅せてくれるのか今から楽しみです.
Tera-K