総務部からご報告です!
この度、長野技研1階の給湯室をリニューアル工事しました🚧
旧給湯室はこんな感じ。

今回のリニューアルでは、
- 社内コミュニケーション創出!オープンスペース
- 中を見られても恥ずかしくない、おしゃれカフェ風の空間づくり☕
を目標にします💪
建設コンサルタント集団である、長野技研。
建設コンサルタントらしい改修工事をしようではないか!ということで・・・
企画室協力のもと、レーザスキャナを使って給湯室の点群データを取得し、その点群データを基にUnreal Engine(ゲームエンジン)を用いて給湯室の3Dモデルを作成しました!

今回使用したレーザスキャナは、ハンディ型レーザスキャナのLeica BLK2GO。
サイズは、500mlペットボトルより少し大きいくらいでしょうか。

スタンドを平らな場所に設置して、スキャナの初期化を行います。
そこからスキャナを持って歩き、点群データの取得を始めます。
緑色の線が動線で、白色で描画されているのが点群です。
BLK2GOは、レーザ光を使って周囲の物体との距離を測定し、空間を点群データとして記録してくれます。
GrandSLAMテクノロジー(LiDAR SLAM・Visual SLAM・IMUを組み合わせた技術)により、歩きながらでも自己の位置を推定し、リアルタイムで空間全体をスキャンできるのだそうです。
※GrandSLAMテクノロジーについて、詳しくはLeicaのホームページをご覧ください。
みるみるうちに、給湯室の点群データが取得されていきます😮‼️
点群データが取れたら、PCにデータを取り込み、不要な点群を処理します。

全て点で描画されているなんて、すごいですよね。
レーザスキャナは、実際の測量の現場でも活用されています。
この赤い部分は不要な点群データ(ノイズ)です。
選択して除去する地道な作業が続きます・・・
そして、一通り除去しおわったところで作業完了です😁
さらに、不要な点群を除去したデータを、ゲームエンジンの『Unreal Engine』に取込みます。
3Dモデル作成のために、パーツを組み合わせて給湯室のデータを作成します。
レイアウト変更で一番悩んだのが、数多くのカタログの中からクロスや床材を選定することでした。
カタログの小さな材質だけでは、部屋全体のイメージをなかなか掴むことが出来なかったため、モデリングを担当していただいた企画室長にわがままを言いながら、材質のイメージを伝えて実際のレイアウトイメージを作成していきました。
そして、壁紙や床材、照明や家具などのマテリアルを設定しながら、出来上がったモデルが・・・こちら!
パターン1 ▼

パターン2 ▼

パターン3 ▼

とても再現度の高い給湯室モデルができ、大興奮でした✨
ハウスメーカーなどでも、3Dモデルを用いた内装イメージなどの普及が進んでいるようですが、建設コンサルタントの弊社でもこのクオリティのモデルが出来るとは、大変驚きました(自画自賛)💦
最終的に、3つのモデルの中から社員アンケートを取り、どのデザインが良いかを決めました。
選ばれたデザインは・・・こちら! ▼

こちらのデザインを目指し、給湯室工事が開始しました。
改めまして、工事前の給湯室がこちらです ▼

工事の経過を、写真と一緒にお伝えします📸
解体工事後 ▼

壁や床が綺麗に抜かれて一気に部屋が広くなりました。
途中経過 ▼

R壁を生かしたカウンターが出来上がりました! ▼


工事は順調に進み、
照明が取り付けられ・・・

完成✨しました👏


ほぼモデル通り・イメージ通りの給湯室が完成しました。
見比べてみても、かなりの再現度ではないでしょうか。
3Dモデルを見せながら業者の方にもお話が出来たのでさらに再現度が上がったと思います。
3Dモデル ▼

リニューアル後給湯室(実物) ▼

新しい年度になり、気持ちがリフレッシュする工事になりました。
社員の皆様、たくさん利用してください。
そして、もし長野技研の本社にご来社されることがありましたら、ちらっと覗いてみてください。
(若干、生活感を感じる給湯室になってしまっていますが)
以上、長野技研給湯室リニューアル工事でした。