2021年度のインターンシップが、8月の終わりから9月にかけて実施されました。
昨年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、予定していたインターンシップを中止せざるを得ませんでしたが、今年度は感染対策を徹底したうえで、無事に最終日を迎えることができました。
建設コンサルタントの仕事は、測量、設計と多岐にわたります。弊社のインターンシップでは、建設コンサルタントの仕事をある程度理解していただくことを目的とし、実際にみて体験していただく実務訓練を主としております。
それでは、今回の実習内容についてご紹介させていただきます。(掲載には、ご本人の許可をいただいております。)
インターンシップに参加して下さったのは、国立長野高専 環境都市工学科4学年の女子学生Tさん。
礼儀正しく、ひたむきで努力家・・・そんなキラリと光る素敵な印象を受けました。
●期間:2021年8月30日~9月3日(5日間)
●場所:長野技研本社
●実習内容:
1日目 オリエンテーション、GISを利用した事業説明、AutodeskAEC実習
2日目 AutodeskAEC実習、建設事務所 道路設計協議・現地立合い
3日目 社内会議参加、EXCEL応用実習
4日目 EXCEL応用実習
5日目 橋梁修繕設計現場実習、橋梁の視察(木曽方面6橋)
AutodeskAEC実習、道路設計協議・現地立合い
実習初日から2日目にかけて、AutodeskAECという3次元CADソフトを使用して、公園のベンチや机などの簡単な構造物の設計を行っていただきました。
CADを使用するのは初めてというTさん。最初は「一番単純なベンチを作ってみます。」と話していましたが、筋が良く次々と課題をクリアしていきました。
歩道計画の打合せや現場を見に行ったが、自分が思っていたより考慮することが多く、大変だということが分かった。
歩道は今まで何も意識することなく歩いていたが、色々な決まりがあることを知って驚いた。
EXCEL応用実習
実習3日目は、久保田顧問によるマンツーマンでのEXCEL応用実習です。連立方程式から始まり、ダムの水圧や安全性の照査など、EXCELを使用して解いていただきました。
電卓を使わずにモーメントなどを解くのは初めてだったが、見やすいように計算していくことが大事だと気付いた。
これから、学校でだけではなく社会に出てからも使えるような知識を学ぶことができた。
橋梁修繕設計現場実習、橋梁視察
最終日は、現在木曽地域で補修修繕設計を行っている橋梁の現地調査に同行していただきました。さらに弊社にて補修設計を行った6橋梁の視察を合わせて行いました。
視察には長野高専卒業生でもある吉原技術部長が同行し、各橋梁の構造形式や補修内容について解説を行いました。
補修された橋や補修中の橋をいくつか見に行ったが、自分が設計した橋がかかったらすごいなあと思った。
今まで意識して見たことがなかったが、補修後の橋で元の古い橋をそのまま使っている部分と補修された部分の境目がはっきり見える橋があることに気づいた。
5日間という短い期間ではありましたが、いかがだったでしょうか?
今後の将来を考えるうえで、弊社での経験が少しでもお役に立つことが出来たら大変嬉しいです。
ご参加いただき、ありがとうございました。