インターンシップで学んだこと

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生産工学部 土木工学科専攻 3年 K.T
期間:平成30年8月6日~9月3日

じめに

私は今回,建設コンサルタント株式会社長野技研さんでインターンシップによる職業体験をさせていただきました。期間は,約一か月間です。
私がインターンシップ先として長野技研さんを選んだ理由は,以前より設計の仕事に興味があり,実際に体験してみたいと思ったからです。
また,建設コンサルタントとは具体的にどのような仕事をしているのか,見てみたかったからです。

習内容および学んだこと

実習内容は,主に次の3つを行いました。
① 交通量推計
② 橋梁点検による現場見学
② 橋梁一般図の作成

① 交通量推計
交通量推計は,元々時間がかかる作業であったり,初めて扱うソフトウェアでもあったので,最初何をしたら良いのか全くわからず戸惑いました。
しかし,社員さんのアドバイスもあり,徐々に理解することができ,後半はスムーズに作業することが出来ました。

② 橋梁点検による現場見学
橋梁点検では,いくつかの橋梁に行き,支承の点検や橋長,支間長などを測りました。
支承の点検では,大型の橋梁だったため,ハシゴを使わないと届かない場所もあり大変でした。また別の橋梁では,私は入りませんでしたが,社員さんが水深の深い川に入り,橋長,支間長などを測っていて,とても過酷そうでした。しかし,学校では紙に書かれた橋梁を,実際に現場に行き,自分の目で直接見ることによって,曖昧であった部分が明確に見え,橋梁の構造がより分かり理解が深まりました。

③ 橋梁一般図の作成
橋梁一般図の作成では,Auto CAD,V-nas CADの2種類のソフトウェアを使いました。
V-nas CADは初めて使うこともあり,最初は分からないところも多く,マンツーマンでずっと教えてもらっていました。しかし,学校で少し使っていたAuto CADと根本的な操作は似ていたので,なんとなくコツを掴むことができ,無事に作図することが出来ました。
また,Auto CADの方も自分の知らなかった機能や,使い方などを教えてもらい,大変勉強になりました。

社の雰囲気

仕事中は静寂としていて,社員の方々は自分の仕事に黙々と取り組んでおられ,学生とはまた違った物事に対する熱心さが感じられました。
また,初日は,誰も知り合いや話す人もいなく,がっちがちに固まって緊張していた私でしたが,社員さんたちの明るい性格や笑顔,上下に隔てのない人間関係に,時が経つにつれ,徐々に打ち解けることが出来ました。
そして,何よりも人数です。私が今回実習をさせていただいた場所は,諏訪支店でした。諏訪支店は,私を除いて社員さんが6名です。少人数であるからこそ,団結感が増し,良い社内雰囲気になっているのだと思いました。

後に

約一か月間,長野技研さんで働かせていただき,たくさんの事を学びました。
仕事の大変さややりがい,会社内の雰囲気など,さまざまなことを勉強させていただきました。そして,まだ学生であるとはいえ,社員さんたちに教えられたり,訂正されてばかりで,自分にはまだまだスキルが必要だなと知りました。
社会に出ると学生にはない責任というものがついてきます。約1年半後,恥のない社会人になるために,今回の実習で吸収したことを糧として学業に取り組み,頑張って行きたいと思いました。